資金の調達

不動産投資には資金が欠かせません。では、不動産の資金を調達するにはどのような方法があるのでしょう。
一般的に、不動産を購入する際、資金は銀行から融資してもらいます。銀行からスムーズに融資を得るため方法を考えましょう。融資しやすい、地銀や信用銀行、信用組合を選びます。
銀行は個人に融資することを好みません。融資しやすい信用組合などを選ぶ方が賢明です。あるいは、不動産会社の紹介で銀行を選んでもいいでしょう。地元の有力者に相談して信用組合を紹介してもらう手もあります。親族に有力者がいれば、そちらに頼むことも検討しましょう。

高額な融資を得るためには説得力あるプレゼンテーションがカギとなります。プレゼンテーションでは、物件の魅力や将来の展望について説明します。
融資を得るときに、自営業の人よりも会社員(サラリーマン、OL、役職のある人など)の方が信用度が高く与信が通りやすいといわれています。会社員であれば、会社への貢献度や業績を明示することがアピールポイントになります。

物件選び

不動産投資で要なのは、物件選び。選んだ物件によってプラン通りの利益になるか、借り手が見つからず損失するかが決まります。損失は最小に抑え、利益に結びつく物件をどう選ぶかが重要です。
建物は、数年~数十年利用するもの。このことから、利用年数に応じて、費用にするのが妥当と考えます。利用年数分に費用を分けて計上することを減価償却費といいます。購入時に一度に費用にせず、毎年費用を分けるという考え方です。
建物は日々消耗し古くなります。10年後も購入時と同じ価値ということはありません。毎年減価償却分の価値が下がっていく建物と比べ、土地は地価の変動に影響され、高低します。
建物の費用は支払い済みで負債はありません。しかし建物は減っていく資産です。資産が毎年減価償却されて価値が下がる過程を貸借対照法で記載することで、資産が明確になるからです。

家賃の設定

不動産投資で収入を得るには、家賃をいくらにするか設定します。家賃の金額は入居希望者が、部屋を探すときに、もっとも重要視するところではないでしょうか。そのため、慎重に決める必要があります。
その地域の平均的な家賃を調べておいて、そこから低いか高いかを設定すればいいのではないでしょうか。
たとえば、多少高い家賃でも、それに見合うだけのサービスがあるとか、立地条件がよければ、希望する入居はいるはずです。
しかし、サービスもあまり期待できず、立地条件にも魅力がなければ、候補にも挙がらないでしょう。
では、家賃は低く設定した方がいいのでしょうか。一概にそれがベストだとはいえません。地価に比べて低すぎる家賃は、入居者に不信感を抱かれるおそれがあります。たとえば、その部屋で以前、病気で亡くなった方がいるとか、事件があったのではないか、治安の悪い場所ではないか、といった不安につながります。

カリフォルニア不動産

海外不動産の中で、今、注目されているのは「カリフォルニア不動産」です。カリフォルニア不動産の物件に投資すると、アメリカンドリームを実現できる可能性があるかもしれません。
ロサンゼルスから100マイル程移動したところに、あるビクターバレー。ここは、2012年に物流専門の空港「SCLA」が設立予定の地。24時間体制で貨物の通関業務を行う予定とあり、期待されています。
実現すれば、輸送時間の短縮とそれにともなう莫大な利益。企業が大きな期待を抱くのも無理はありません。
鉄道会社にも注目しましょう。世界でも有名な投資家ウォーレン・バフェット氏が買収した鉄道会社「SCLA」があるんです。この鉄道会社の区間は、ロングビーチ~「SCLA」。ここを24時間走り、荷物を運びます。
すでにビクターバレーではこういった情報を受け、大企業の設備投資が進行しているようです。起業家や投資家が注目の優良物件といえます。