マンションデベロッパー
マンションデベロッパーとは、規模の大きい開発などを手掛ける企業の事です。大手から中小まで、何百社もの様々な企業があります。
ここでポイントとなるのは、マンションの供給戸数が多い企業が大手であるとは限らないのがこの業界であるという事です。
特に首都圏では、新規参入のデベロッパーが供給量の上位に上がって、大手不動産会社と競争しているのが現状です。
これらの新規参入のデベロッパーによるマンション開発が増加している要因の一つに、規制緩和によって、不動産開発に必要な資金調達の方法が多様化して、資金集めがしやすくなったという事があるようです。なので、会社規模の大小はマンションの質には関係ないと言えると思います。
マンションデベロッパーのタイプ
デベロッパーにもいろいろなタイプがあって、マンションに強い所、不動産全般手広くやっている所、地域密着型のデベロッパー等。また、新興デベロッパーだからと言ってマンション開発の経験が少ないからクオリティが低いとは一概には言えず、独自の特徴を持っていたりもするので、それが気に入れば良い買い物になる事もあるでしょう。
気になるデベロッパーがある人は、そのデベロッパーの過去の物件を見てみておくと参考になるかもしれません。
マンションの設備だけでなく、入居後のアフターサービスも大切なポイントとなるので、その点についても確認しておくと安心でしょう。
不動産販売仲介業とは
不動産業界は、大きく、開発分譲業、流通業、賃貸業、管理業の4つの不動産業態に分かれると言えるでしょう。
4つの具体的な内容とは、不動産仲介業者が自社で開発、建築した不動産物件を、直接販売するという、「開発分譲業」。
不動産仲介業者が所有する不動産を貸付ける「賃貸業」。実際に人が利用している不動産を管理する「管理業」とに分けられますが、土地の売買を仲介して、売り手買い手の意見を通して商談の成立を目的とするビジネスの主なものを「流通業」と言って、一般的にはこれを不動産仲介業と呼んでいます。
この不動産仲介業とは、不動産取引の仲人役とも言われていて、不動産物件を売却、または賃貸に出したい人と、購入または賃借したい人の双方の窓口となり、依頼を受けて、募集活動から契約、引渡完了までの一連の業務を、一人の不動産仲介業の担当者が行うというものです。
このような事から、不動産仲介業者は不動産取引に関する様々な専門知識や不動産価格、または賃料の相場変動、現在流通している不動産物件の把握、その他の地域情報を知っている事が要求され、更に一番大切なのは、お客さまが安心して決断できるような、的確で心地よいアドバイスができる能力でしょう。
不動産賃貸仲介業の収入
不動産賃貸仲介業の収入については、賃貸契約が成立した際に支払われる仲介手数料が主な収入源となっています。
不動産賃貸仲介業者は更に大きく2つに分けられます。ひとつは、「元付け業者」と呼ばれ、貸主から直接委託された物件の入居者を探して、貸主=大家となって契約を結び、さらに入居後の物件の管理まで行う場合もあります。
もう一つは、「客付け業者」と呼ばれて借主からの問合せに合った物件情報を、借主の立場になって探して提供するというものです。
不動産賃貸仲介業では、取扱う物件によって、元付け業者と客付け業者、両方の役割を担っている場合もあります。
元付け業者が物件に早くお客さんを付けようと思った場合には、まず貸主から預かった物件の情報を客付け業者等に広く公開します。そこで契約が成立すれば、仲介手数料は元付け業者と客付け業者が折半する事になるそうです。