不動産価格の暴落待ちは危険

家を買いたいけど高くて買えない,今はただ不動産バブルが来ているだけで暴落してから購入すればいいと思う方は多いかと思います。
本当に暴落するかは誰にもわかりませんし、さらに上昇するリスクもあります。
不動産価格は本当に暴落するのか、いつ購入すればよいのかを解説していきます。
不動産価格が下落する要因は、以下のようなことが考えられます。

・空き物件の増加

不動産価格は、需要と供給で成り立っています。
需要が供給を上回れば不動産価格は上昇し、需要が供給を下回れば下落します。需要を決める大きな要因となっている日本の人口は、減少傾向にあります。
そのため、不動産を買いたいという人も少なくなります。だからといって極端に減少するわけではなく、不動産価格に与える影響は少ないはずです。

供給については、日本全体で空き物件が余っている状態の事です。
空き家率は年々増え続けており、総務省が発表した(平成30年住宅・土地統計調査結果) によると空き家率は13.6%です。さらに同調査で、日本の総世帯数が5,400万世帯であるのに対して日本の総住宅数は6,240万戸となっています。それはつまり、世帯数より住宅数のほうが1.2倍程多いという事になります。
団塊世代の人口が減少していくことを考えると、今後も空き家が増えることは可能性は高いでしょう。
ですから中古不動産の供給が増えることで、不動産価格が下落する要因となります。